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3年ぶりに口蹄疫発生=他地域への伝播の恐れ低く=パラー州
6月19日(土)
【時事】農務省は十七日、北部アマゾン地帯のパラー州モンテアレグレ市で牛の口蹄(こうてい)疫発生が確認されたと発表した。ブラジルでは二〇〇一年八月以来、口蹄疫の発生が確認されていなかった。
同市では十七万一千頭の牛や水牛が飼われており、このうち三頭が感染していることが判明した。感染があった牧場の関係者は、今月二日に州政府衛生当局に通報。翌日に牧場は閉鎖された。同市は遠隔地にあり、他の地域への伝播(ぱ)の恐れは少ないとみているが、当局は感染範囲を確認するため、疫学調査と衛生検査に乗り出した。
国内の牛の八八%に当たる一億八千二百万頭は、既に非感染が確認されている。政府は〇五年までに口蹄疫撲滅を目指している。農務省は、世界最大級を誇る牛肉の輸出に影響はないとしている。
口蹄疫は牛や豚、羊など偶蹄(くうてい)類のウイルス性伝染病。感染すると口と蹄(ひづめ)に水泡(すいほう)ができ、動物は痛みで食べたり歩いたりすることができなくなるため、畜産業界では最も恐れられている。日本は感染地域であるブラジルからの生牛肉輸入をすでに禁じており、今回の発生による直接的影響はないとみられる。