6月19日(土)
県連(中沢宏一会長)は十八日午前十時半からサンパウロ市イビラプエラ公園の先没者慰霊碑前で、日本移民開拓先亡者追悼法要を行い、日系団体代表ら二百人以上が列席した。
慰霊碑前には各県人会の先没者名を記した過去帳がまつられ、ブラジル仏教連合会が法要を仕切った。読経が響く中、出席者らは献花・焼香した。
途中、むつみ幼稚園の園児が「聖者の行進」や「川は呼んでいる」などをコーラス。その後、中沢宏一県連会長と、石田仁宏サンパウロ総領事が慰霊碑に向かい深々と頭を下げ、追悼の辞を読み上げた
続いて、ピオネイロ校の生徒たちが「ふるさと」を合唱。生徒を代表してスギモト・よしみ・ソフィアさん(9歳)が出席者を前にあいさつ。「正直まじめで働き者の血をひいた私たち日系人があるのは、ここに眠っているおじいさんやおばあさんのお陰。私は日本語がまだ上手く話せませんが、一生懸命勉強したいです」と元気よく語った。
神道による開拓先亡者追悼法要もあり、列席者は献花と玉串を捧呈した。