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リベイロン プレット 警察署長らを逮捕=犯罪組織と関与=連警、6州で2年間内偵=積み荷強盗に情報提供

6月25日(金)

  【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】連邦警察は二十三日、リベイロン・プレット警察署のジョゼ・ボカミーノ署長とウイルソン・ペルペツオ副署長、ルイス・C・サンターナ連警刑事、ジョゼ・サアブ弁護士を犯罪組織と関与した容疑で逮捕した。積み荷強盗や燃料へ異物混入などを常習とする犯罪組織に関わったとする容疑で三人は身柄を拘束された。捜査は「リンス作戦」と命名され、連警職員百五十人が二年間、六州にまたがり内偵した。

 検察庁は秘密裏に、積み荷強盗を常習とする組織に関係する全ての企業家の電話を盗聴していた。重要参考人を先に拘束して以来、特別保護下に置き一味の動きを監視していた。リベイロン・プレット警察署は強盗の動きを把握しながら、故意に看過していたと検察庁はみている。
 ペルペツオの悪名は、連警本部内で知れ渡っていた。すでに、連警財務局長の重責を努めた経歴もある。ボカミーノの名は〇三年十月、ロンドニア州とサンパウロ州で行われた積み荷強盗の摘発の際、強盗に関与した六人の容疑者の一人として一度浮上していた。
 米国のダイアモンド密輸組織の暗躍が〇四年二月、ロンドニア州カコアルの原住民保護区で発覚したとき、ボカミーノは情報提供者として名を連ねた。これより連警諜報部が、同署長の周辺を密偵していた。
 同署長と一味は、ブラジリアへ身柄を護送された。同署長は犯罪組織の構築と資金洗浄、公金横領、汚職、犯罪黙認、情報漏洩、脱税幇助などの容疑で取り調べを受ける。積み荷強盗の実行犯多数と弁護士ファウジ・J・サアブ、盗難品の流通に携わった企業家多数も逮捕された。
 逮捕劇は二十三日未明に始まり、容疑者らは寝床で目覚めとともに拘束された。企業家の自宅多数が家宅捜査を受け、盗難品とトラックを隠していた農場が包囲された。三十カ所で押収した書類を捜査後、芋づる式に連警職員が逮捕されるとみられている。
 サンパウロ州地方部とロンドニア州にまたがる地域が、犯罪組織の稼ぎ場であったようだ。いまはミナス州とマット・グロッソ州にも縄張りを広げ始めた。組織の間で最も魅力的なのは、ダイアモンドの密輸らしい。ダイアモンドの埋蔵量に関する資料を持っているのが、ボカミーノなのだ。
 連邦警察サンパウロ州支部は「リンス作戦」について、全く連絡がないので知らなかったと、バウタザル支部長は述べた。大捕り物でサンパウロ州支部がカヤの外に置かれたのは、これで三度目だ。
 〇三年十月のアナコンダ作戦では無遠慮な他州の職員に、自宅へ土足で入られたようで不愉快であったという。何の連絡もなく、いきなり最古参のベリーニ署長を逮捕。次も前触れもなく、中国人事業家ロー・K・チョン容疑者を逮捕。
 連警本部は、サンパウロ州支部の面目など全く眼中にない。極めて自然な活動であり、本部は地方支部をないがしろにしたものではないとしている。連警サンパウロ州支部長は二十三日、本部で事後報告を受けた。バストス法相からも説得され、辞任は思いとどまったようだ。

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