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新最賃260R$に確定=政府、土壇場で逆転勝利
6月25日(金)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、時事二十四日】下院議会は二十三日、現行二百四十レアルの最低賃金の引き上げ問題に関し、上院が十七日に可決した二百七十五レアル案を反対二百七十二、賛成百七十二、棄権四で否決した。これにより政府案の二百六十レアルが確定した。与党PTからは九人の造反議員が出た。
下院は二日、ルーラ大統領が提案した二百六十レアル案を可決したものの、上院は引き上げ幅を拡大させる野党案を可決。同大統領はこれによって、就任以来最大の政治的敗北を喫したものの、土壇場で逆転勝利を収めた形となった。議会工作のため政府はここ数週間に議会での予算承認を急ぎ、今週に入って一日平均で九千七百三十万レアルが承認された。
野党勢力や労働団体は、二百六十レアル案について、任期中に最低賃金を二倍に引き上げるとした大統領公約に違反するとして反発を強めていた。しかし、大統領は政府支出を抑制し、国際通貨基金(IMF)が求める予算目標を達成するためには引き上げを小幅に抑える必要があると主張、理解を求めていた。
レベーロ国家政策調整局長官によると、大統領の公約は景気回復を通じて実現が可能だという。パロッシ財務相は新最低賃金を「バランスがとれた調整」と述べた。