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サンパウロ市近郊の自然の名所=日帰りできる見所は―

6月26日(土)

  【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十一日】休日や週末、折角の好天気に恵まれても家族旅行するには金もヒマもなし、暗いビルの谷間で日ながゴロゴロしたりテレビの前にかじりついている不本意な人が意外と多い。そういう御仁に州内百五十キロ範囲内の日帰りや、市内を出ずに楽しめるハイキングコースや自然を満喫できる意外と知られていないピクニックの穴場があると十一日付フォーリャ紙が紹介している。ただ山間部は気候の変化が早いことから装具には十分注意が必要と警告している。また万が一に備え、警察や消防の連絡用の電話番号なども携行するよう示唆している。以下はその場所と見どころ。
 ▼フロレスタ・ナシオナル・デ・イパネマ=ソロカバ市、ラポーゾ・タバレス道をソロカバ市方面へ、二ッ目の料金所を過ぎた後に最初の出口から入る。一面緑の景観と一八一八年に国内最初の鋳物工場が設立された史蹟などがある。
 ▼ピッコ・ド・ロポ=エストレーマ市。フェルノン・ジァス道百十二キロ、サンパウロ州とミナス州の州境で自然のランなど幾種類ものお花畑が展開する。
 ▼アグァス・クラーラス=マイリポラン市。ノーバ・カンタレイラ通りを同市へ。市内に入ると案内の標識が立っている。同所は自然環境保護地区でハイキングコースがある。サマンバイアなどの観葉植物が楽しめる。
 ▼エンゴルダドル=マイリポラン市。フェルノン・ジアス道のマッタ・フリオ・トンネルの手前。州立カンタレイラ公園で猿やナマケモノが見られる。ハイキングコースのほか、サイクリングとマウンテン・バイクのコースもある。
 ▼ペドラ・グランデ=サンパウロ市。エンジェネイロ・カエタノ・アルベス通りからサンタ・イネス通りのほぼ最後まで。オルトの入口からさらに六百メートル。幾種類もの花と緑にあふれた自然原始林もある。一千百十メートルの高台からはサンパウロ市内が一望できる。
 ▼セラ・ド・ジャピ=ジュンジアイ市。アニャングェラ道からジュンジアイ市へ。同市マロタ地区で場所を聞くこと。サンパウロ市とカンピーナス市境で一万ヘクタールに及ぶ自然環境保護地域で蝶々の名所地、これまで九百種が識別されている。パライゾ滝などの清流も多い。
 ▼パルケ・ド・バルビー=イトゥ市。カステロ・ブランコ道七十八キロの地点でサントス・ドゥモン道(旧アスカル街道)に入る。その後二十八キロで右へ。入口は約四百メートル。サンパウロ市から八十五キロの日帰りコース。岩が名所で、五億年前の氷河時期をしのばせる岩石もある。
 ▼レドゥト・ドス・グアラース=プライア・グランデ市。海上遊覧船(船の大きさにより二百~四百レアル)のほか、海岸山脈に棲息する鳥を眺望できる。
 ▼ファゼンダ・カブス=サントス市。リオーサントス道二百三十九キロの地点。ヒョウ、パッカなどの野生動物が出没する。毒蛇が多いので要注意。