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身障者に喜びと感動を=イタケーラとSJCで講演会と運動会

6月26日(土)

  身障者励ます会(奥卓恕事務局長)は第十五回「仏教講演会・ミニ運動会」を、十二日にサンジョゼ・ドス・カンポスで、十六日にイタケーラで開催し、合わせて約八百人が参加した。十五回目を記念した今回は二カ所で大会が開かれたほか、日本から南米友の会(井上博厚会長)会員二十人も参加した。
 初めての催しとなったイタケーラでは、長年同会に協力してきた二組のカップルの仏前結婚式が開会式に組み込まれた。プログラムはサンジョゼとは異なり、同会が考案した「ガーデンゴルフ」を中心に進められた。二カ所ともボーイスカウト本願寺隊や地元日本人会(文協)などのボランティアが大会の運営を助けた。
 講演会の講師は来伯した井上博厚会長。数ヵ月間特訓したというポルトガル語で発音良く話した。講演内容には、第五回大会に講演して聴衆に勇気を与えた向坊弘道さん(重度障害者)が苦難を乗り越えて生きる喜びを味わうまでの経緯も盛り込まれ、参加者に感動を与えた。
 また、同会は記念冊子を障害者家族に無料で配布している。申し込みは事務局まで、電話(11・6524・7892)で。