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「介護職」を知ろう=写ロームが講習会

6月29日(火)

  高齢者向け福祉活動を行っているシャローム(福浦利明代表)は七月十日午後一時半から四時まで、サンパウロ福音教会で第六回老人介護講習会を行う。
 講習会のテーマは「高齢者のための食事(介護食)」。講師に日本料理専門家の天野武さんを招く。
 シャロームでは、福音協会で栄養バランスの取れた日本食を日系高齢者を対象に提供しているが、「サービスを受けているのは、教会へ通うことのできる比較的恵まれた環境にいる方に限られている」と、同会の小井沼真樹子牧師はみる。
 そのため、「教会へ通わなくても、栄養バランスの取れた日本食を在宅で食べることができる」ようするのが講習会の狙い。
 天野さんは、山梨県の老人ホームで高齢者向け介護食の勉強をし、東京の華栄養料理専門学校で客員教授を務めた経験から、「日本食はブラジル食に比べ味が薄く、おかずの種類が豊富なため、栄養バランスがよく、介護を受けている高齢者にとって食べやすい。そして、健康に良い」と語り、「しかし、家庭ではどうしてもブラジル食が中心となってしまう」と、現在高齢者の置かれている食生活を懸念した。
 「現在介護しておられるご家族や、施設の調理担当者、地域でボランティアとして奉仕されている方、また身近な問題として関心を持っておられる方にとってきっとよい学びの機械となるでしょう」と、小井沼牧師は参加を呼びかけた。
 連絡先11・3885・7665(小井沼牧師)まで。教会住所Rua Tomas Carvalhal,471-Paraiso