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東西南北

6月30日(水)

  二十人を超える強盗団が二十七日午後十時半ごろ、バルエリ市にある大手スーパー『カレフール』タンボレー店に侵入、従業員十四人を着替え室に閉じ込め、家電製品など約百万レアル相当の商品を奪って逃走した。強盗団はスーパー従業員の制服を着用し、身分証明書を身に付け、盗難防止システムを解除することなく盗んでいったことから、従業員が事件に関わったのではないかと警察はみている。
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 サンパウロ市南部ソコーロ区で二十七日夜、乗用車のアストラとフスカが衝突、反動で電柱に激突したフスカは車体が三つに裂け、二人の青年(二四、二六)が即死した。アストラはバンパーを現場に落としたまま、逃げ去った。目撃者によると、この二台とウノが時速百キロ以上のスピードを出して路上でレースしており、こうしたレースは現場付近ではしょっちゅう行われていたという。
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 サンパウロ州の十大農協の試算によると、サンパウロ州の農場で窃盗などによる被害額が一億レアルを超える。数百台に上るトラクターや各種農機、大型収獲機までが盗まれたという。また牛、豚、馬、エミューといった家畜、農薬や化学肥料も被害にあっている。警備の強化、自動車のように農機にも登録を行うなどの対策が現在検討されている。
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 最近二年間にリオ市内の高層ビルから街路上に様々なものが落下し、歩行者を怪我させたり、通行を遮断したりしている。建設作業員や修理工が大型の道具を落とすのはまだしも、十八階からエアコンが落ち、重さ十キロの引き出しが窓から落下するのは理解が困難。頭に血が上ったOLが腹いせに放り投げたと考えられるが、リオでは上を向いて歩いたほうがよさそう。