7月1日(木)
サンパウロ市サントアマーロ区アドウフォ・ピニェイロ大通りで二十九日午後、ボルバ・ガットの銅像近くにあるマクドナルド店に機関銃で武装した二人組が侵入した。店で飲食をしていた顧客五十人から金品を奪い、店の売上金三百レアルも強奪した。怪我人はなし。同店は穏便に済まそうと、被害届けを出していない。しかし、襲撃の様子は監視カメラに録画されている。
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マウア市の一家三人が、原因不明の病原菌により発熱、死亡したことでハンタウイルス感染疑惑が持ち上がっていた。アドウフォ・ルッツ研究所が死因解明を行った結果、病原菌はリケットシイと判明した。同病原菌は、牛馬などのダニに寄生する。同病原菌を保有するダニが人体に付着し吸血するとき菌を媒介する。危険な病原菌だが、伝染性の疾患ではない。
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新しいバス車線の通行が二十六日に解禁されたノヴィ・デ・ジューリョ通りだが、最初の月曜日である二十八日は標識がないため一般車両がバス車線に侵入したり、歩道が工事で完全にふさがれ、歩行者は車道の通行を余儀なくされたりした。サンパウロ市交通機関公社によると、標識などは数週間以内に設置されるとのこと。
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営業キロが三千五百キロに上るサンパウロ州の有料自動車道の通行料が、一日午前〇時以降平均七・〇四%値上げされる。ドゥトラ道のような連邦政府が管理する道路は値上げ率が別。最も通行料が高いアンシエッタ、イミグランテス道は十二・六から十三・五レアルに値上がりする。