7月8日(木)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙六日】サンパウロ州アウキミン知事は五日、サンパウロ州公務員の昇給案を提示した。近日中に州議会に送られ採決されれば九月から実施される。
昇給案は公立校の教師から公務員退職者までに及ぶ九十万九千人(公務員の九九%)が対象で、昇給幅は職種により五%から五九%となっている。これにより州政府は給与支払いのため、現行の七・一%増の十三億五千万レアルの予算増額を強いられる。昇給はブラジルの経済成長率三・八%、インフレ率五・一七%に基づいて算出されたもので、法が定める州の支出額(人件費の場合、年収の四九%が上限)の範囲内にとどまっていると州政府は説明している。
今回の昇給幅の最低は、公立小学校の教師や刑務所の看守などの五%で、最高は技師、農業技師などのエンジニアらで、五九%もしくは最低基準二千五百六十レアルとなっている。残りの一%(監督官など)は昨年昇給したので今回は対象外となった。