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コラム オーリャ!

 パルミット――サラダにこれが盛られると高級感?。北パラナの開拓当時を知る人たちは「森林のなかには、至るところに生い茂っていたなぁ」と懐かしむ。
 入植者たちの毎日の食卓に野菜代わりに並んだ。「緑繊維の食べもの」と重宝がられたのだ。酢と食塩で味付けしていたので、飽きがこなかったこともある。今では、自然の立ち木を見るのが珍しくなったという。
 連邦政府当局が原生ものの伐採を禁止して久しく、市販されている食材としてのパルミット(多くは瓶詰)は、すべて栽培ものだ。
 北パラナのイタンベ市では、高齢者たちがキンタルで植林を行っている。さほど体力を要しないからだ。生長した樹で昔を偲べる、と好評のようだ。食材としても常時確保できれば一石二鳥。(神)

04/07/16