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銀行スプレッドに批判集まる=貸し出しリスク低下を反映せず
7月20日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】数ヶ月間に及んだ厳しい批判の後、企業経営者たちは攻撃の矛先を基本金利(Selic)から銀行のスプレッドに向け始めた。
〇三年六月以降、基本金利は四〇%低下したが、銀行貸出金利は同期間に平均一三・五%しか下がっていない。基本金利が年率一六%であっても、消費者は消費市場で一〇七・二%の利息(特別小切手の場合は一七六・四%)を払いつづける理由の一つがここにある。冷蔵庫をローンで購入した場合、支払う利息の三分の一は基本金利、残りはスプレッドが占めるという。
スプレッドは平均で、金融機関の諸経費が一四%、債務不履行のリスク対策費が一七%、諸税が二九%、利益が四〇%を占める。債務不履行のリスクは〇三年五月から〇四年五月の一年間に個人で七・九から六・六%へ、法人で二・四から二・一%に低下した。諸経費は一〇%、諸税は三五・三%増加し、利益は変化なしとされているが、実際は一〇%増加したとの見解もある。債務不履行のリスクが低下しているのに、スプレッドがまだ大きいのはおかしいと産業開発研究院(Iedi)のアウメイダ事務局長は述べた。
景気回復の兆しが見え始めると同時にインフレ圧力が高まり、基本金利の引き下げに限界がある現在、スプレッドの圧縮を進めるのが先決とサンパウロ州工連のピヴァ会長は考えている。