7月21日(水)
バイリンガルの教師募集しています――。日系ブラジル人子弟など数多くの外国人を抱える群馬県太田市は、日本語と母国語など二つの言語(バイリンガル)で授業を行える教師を募集している。国の構造改革特区認定を受け、来年から同市で実施される外国人教育特区制度に基づくもので、書類選考や面接などを経て、選考される。ブラジルでの窓口となるブラジル日本語センターは「応募書類を希望する方は連絡して欲しい」と語る。
日本語授業が理解しにくい日系ブラジル人などの子供に、母国語で授業を行い、不登校などを避ける目的で始まった同制度。すでに今年四月から試行的に実施され、三人のバイリンガル教師が教壇に立っている。来年に向け、新たに三人を増員する予定で、うち二人をブラジルで募集する。
募集は小学校(全教科)と中学校(国、社、数、理)で、条件はブラジルで教員免許を取得した三年以上の教員経験者。日本語能力テスト一級以上の日本語と、ポルトガル語を話す人で、スペイン語も話せればなお可。国籍不問だが、一九六五年四月二日以降に生まれた人に限る。
月給は二十二万円から三十万円で、片道の渡航費は同市が負担する。契約は一年間だが、最高で三年まで更新可。
応募書類は同センターにあり、希望者は問い合わせて欲しいとのこと。ただし、太田市への郵便応募の締め切りは二十六日の消印有効。同センター(11・5579・6513)へ。