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不法銃器引き渡し開始=補償額は100から300レアル

7月23日(金)

  【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十四日】国会が十三日に決議した補正予算の中で、司法省向けに特別枠一千万レアルが含まれた。これは武器を手放す市民に対して代金を支払うためのもの。武器の所持に関する法令は国会で承認され、大統領も裁可している。
 細則は先頃発表されたが、武器を手放した際の補償額(当局が買い取る値段)が未定となっている。武器は連邦警察が処理することになるが、現段階では連警に持ち込んだ武器と引き換えに発行されている領収書の金額(補償)欄は空白となっており、代金は後日支払われる。
 司法省では当初二千万レアルの予算を求めていたが、半額に切りつめられた。これにより銃器の補償額を種類ごとに分け、最低一丁当たり百レアルから最高三百レアルとすることで大統領府に了承を求めた。最終的には大統領令で決定される。
 不法に銃器を所持している人は九月十三日までに連邦警察署に引き渡すこと。登録は十二月二十日が期限。登録には住所、年令などの個人証明のほか、銃器所持の目的、無犯罪証明、心理テストの結果など添付書類の提出が必要。登録費用は三百レアル。