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第7回日本祭り盛況開幕=新メニュー一杯=亜国の名産も=大豆普及運動にも力

7月24日(土)

  二十三日、日本祭りが始まった。会場入り口には赤の鳥居が立ち、来場者を「日本」へと誘う。朝方降った雨も上がり、平日にも関わらず初日は多勢の人でにぎわった。
 今年はアルゼンチンから同拓殖協同組合(新垣善市理事長)が初参加。アルゼンチン産のワイン五十四本、チーズ、梅干しなどを販売している。
 「四人で持てる限りの量を飛行機に持ち込んで来ました」と組合理事の文野和義さん。通り掛かったブラジル人は梅干しなど目新しい商品にも興味を示し、足を止めていた。「反応は上々。来年は早くから準備してもっとたくさんのものを持って来たい」と、手応えを感じている様子。
 お客さんの呼び込みを担当する組合のメンドーサ・サンファンさんは「文化交流の場を盛り上げなければ」と笑顔をふりまく。
 その隣で出店するのはブラジル農協婦人部連合会(上芝原初美会長)。昨年に続き、「大豆普及キャンペーン」をやっており、おから入りパン、大豆サラダ、味噌、納豆と大豆尽くしの品揃え。「手作りがモットー。味には自信あります」と上芝会長はいう。
 今年は三十七県人会がブースを出展しており、宮城の牛タン弁当や、茨城のダチョウ料理など例年にはないメニューも多数。いち早く会場を訪れていた蘇我クリスチーナさん(51)は「珍しい郷土食で、おいしいものを探しに来ました」と、品定めに余念がない様子だった。
 綾里だけでなく、「日本文化の発信」にも今年は一層力を入れており、サンパウロ総領事館のブースにはお寺の模型や鎧兜などが展示されているほか、日本文化を紹介するポ語の冊子も七種類置かれている。
 日本祭りの田畑稔実行委員長は「今年は天候にも恵まれ盛大にやっておりますので、是非皆様お越し下さい」と来場を呼びかける。