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自転車専用道を整備=31区が計画案を策定=サンパウロ市

7月30日(金)

  【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十九日】自家用車時代になったとはいえ、自転車には根強い愛好者が多い。特に最近は健康維持と日頃の運転ストレスから解放されるために、サンデー・サイクリングを楽しむ人が増えている。しかし常に交通事故、とくに路上走行中の車との接触、衝突の危険がつきまとう。これを解決するため市内三十一の行政区が区内に自転車専用道を設ける案を市当局に提出した。
 ピニェイロス区の場合、五カ所に全長二四・六キロを二〇〇六年までに完成させたいとしている。またシダーデ・アデマル区の案は提示案の中で最大の十一カ所となっている。関係筋によると、新設には一キロメートル当たり十万レアルが必要とのこと。現在、自転車専用道が敷かれているのはファリア・リーマ大通り、スマレー通り、アグア・エスプライアーダ、ジャルジン・ルジタニアの全長八キロのみ、さらに行政区案はメトロ、鉄道各駅に自転車専用駐車場の設置を義務づけている。
 市交通局は、とりあえず年内に日曜サイクリング用として試験的に街路に白線を敷き、自転車道としたいとの意向を示している。