8月6日(金)
ブラジル日本語センター(谷広海理事長)主催の第十九回汎米日本語教師合同研修会が七月二十九日に終わり、同日終了式が開かれた。受講者三十人は証書を手にし、喜びの声を上げていた。
あいさつに立った谷理事長は「人生のドラマのひとつが、ここで終わったことになる。ケジメをつけて、新たな一歩を踏み出してほしい。皆さんは本邦研修の予備軍。センターから各種のニュースを流すので努力を重ねてください」と激励した。
後援のJICAからは石橋隆介サンパウロ支所次長が出席。「ドラエモンのポケットからいろんなものが出てくるように、魅力のある教室づくりを目指してほしい」と話した。
この後、谷理事長から終了証書が手渡された。古谷昭子さん(ブラジル)と所谷拓さん(パラグアイ)が受講生を代表。それぞれ「八日から新学期が始まります。楽しい先生になって帰ってきたと言われたい」。「成果を学校に持ち帰って発表したい」と謝辞を述べた。
最後に「また会いましょう」を斉唱。それぞれ、帰国の途に就いた。
日本から派遣された梅田康子JICA日系研修員教師研究カリキュラム検討委員(愛知大学講師)は「スタッフの熱意が伝わってきた。来年からも十分、現地の講師でやっていけると思う」と評価した。