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ブラジル人、バリ島で逮捕=麻薬密輸で死刑の可能性大
8月7日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】インドネシアのジャカルタ空港で先月三十一日、ブラジル人観光客が麻薬を不法所持していたため、麻薬取締まり法違反の罪で逮捕された。容疑を認めたため、同ブラジル人は同国の刑法が定めた死刑の判決が下される可能性が強い。同空港では昨年八月にブラジル人が同罪で逮捕され、死刑を言い渡されて刑務所に収容されている。
逮捕されたのはサンタ・カタリーナ州フロリアノポリス在住のロドリゴ・グラルテ容疑者(32)。同容疑者はブラジル人の友人二人と共に、サーフィンのメッカ、バリ島に向かうツーリストを装い、サーフボードに六キロのコカインを埋め込んで密輸しょうとした所を空港警察に発見された。コカインは五百グラム袋につめられ六枚のボードに隠されていた。
同国では麻薬取締まり法違反は極刑である死刑が適用される。刑務所では先に逮捕されたブラジル人一人を含む六十人が刑の執行待ちとなっている