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東西南北

8月10日(火)

  サンパウロ州アララ警察署の司法書士を務めたルイス・ベルトリーニさん(74)夫妻は六六年、四人兄弟の孤児を引き取ったのに始まり三百人の孤児の養父となった。夫妻は貯蓄をはたいて小農園を購入し、孤児院を建てた。全員にベルトリーニ姓を命名。全国から集まった百三十七人の子供に囲まれて八日、マカロンで父の日の祝賀会が催された。
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 サンパウロ市西部ブタンタン区で四日夜、暴発したとみられる銃弾が腹部に当たり十五歳の少女が死亡した。同少女は恋人(19)と近所のバールにいたが、ある客が持ってきた銃をいじっていた時に恋人の手を押したため、彼は引き金を引いてしまった。病院に運ばれた少女が死亡した後、恋人は警察に自首、過失致死の容疑で逮捕された。
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 ピアウイ州上空に出現した未確認飛行物体(UFO)の事件には後日談がある。テレジーナ市から五十三キロ地点にあるババスーやしの林の中に『アウニラン宇宙基地』がある。そこで宇宙人が離着陸していたという。同基地の管理人マリアさん(67)の話では、この基地は宇宙人が持参した設計図によって、宇宙エネルギーを収束するため八芒星の形に建設された。火星人は二・三メートルの身長、リンゴのように赤く瞳は透明。話はしたことがないとのこと。
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 寒冷前線の通過で八日日曜日は気温が急降下、サンパウロ市民を驚かせた。日没直後に気温は七・五度にまで下がった。今年の最低気温は六月六日に記録された七・三度。寒冷前線は去ったが、サンパウロ市と海岸地方は今週一杯寒さが残るという。予想最低気温は十度前後。