8月10日(火)
現職サンパウロ市議の羽藤ジョージ氏(54)がPMDBから、十月の市議選に出馬を表明し選挙活動を展開している。
あいさつに来社した羽藤氏はまず、「私はもともと外科医。人の命の大切さは身に染みている」と切り出した。市議として、バールやボテッコでの深夜一時以降の営業禁止、平日のオートバイ二人乗り禁止を義務付けた市条例を提案。いずれも議会を通過している。「おかげでずいぶん治安が改善されて、間接的にサンパウロ市民の命を救っているはずだ」と自負した。
また、ガソリン・ポストでのアルコール類販売禁止を訴えた経緯もある。「条例の施行後、はっきりした統計はないが自動車事故は減っており、大サンパウロ圏の多くの都市でも採用し始めている」。
今選挙で連続六期の当選を目指す。「私の政治ポリシーは治安、健康、そして青少年教育問題だ」と羽藤氏は明言。東洋人街への配慮としては、「駐車場が少ないのが懸念材料。大阪橋と三重県橋の間にある空間を利用して、駐車場建設を検討したい。日系の皆さんにもご理解いただければ」と支援を呼びかけた。
選挙事務所はRua Caramuru,668 Praca da Arvore。電話5071・4141。ホームページwww.joojihato.com.br。