ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
僻地で太陽光発電=日本から発電設備を輸入
8月11日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】クリーンで持続可能な太陽エネルギーは、僅か一万分の一しか利用されているに過ぎない。現在は年々四〇%増の勢いで太陽熱利用が進んでいるが、まだ僅少だ。全世界で稼働している太陽熱発電は、まだ七百五十MWだ。イタイプー発電所だけで、一万一千MWを発電する。
ブラジルは降雨が少なく、ほぼ一年中太陽光が注ぐ広大な地域がある。しかし、太陽エネルギーは利用していないし、公的機関も利用を奨励していない。太陽は巨大な核エネルギーの宝庫で、水素ガスをヘリウムガスに転化している。
リオ州パラチ郡のポンタ・ダ・ジョアチンガ岬の人里離れた漁村では、道もなく送電線もなく電化もされていないがテレビはある。同漁村の百三十六世帯は、プロジェクト・パラチにより日本から輸入した太陽光発電設備を購入した。
さらに近隣の漁村が次々、太陽光発電を始めた。現在は水揚げした魚介類を収納する冷蔵庫や冷凍庫も設置し、水産物を有利に販売している。これらの漁村は地上の連絡通路が無いため、小船だけが唯一の交通手段となっている。
太陽光発電はテレビを見て、晩飯の照明だけが目的ではないと、指導員が組合の組織活動を奨励している。太陽光発電により各種機器を備えた組合を企画中だ。太陽光発電のお陰で村の生活が一変したと、漁師の家族らは目を輝かしている。