ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 増える臓器移植=角膜がトップ、次いで腎臓

増える臓器移植=角膜がトップ、次いで腎臓

8月13日(金)

   【フォーリャ・デ・サンパウロ紙七月二十日】ブラジル国内での臓器移植は今年、五月までのペースで推移すれば、統計が始まった一九九五年以来最高の件数に達する見通し。一月から五月までに行われた臓器移植は五千七百九十七件で、昨年同期比二七%増となった。このうちトップは角膜移植の三千三百八十件、次いで腎臓の千三百六十九件だった。
 臓器移植は社会問題としても取り上げられ、一般人の理解が深まった一九九八年以降、臓器提供者が増え始め昨年は八千五百四十四件の手術が成功した。
 今年に入っても増加傾向が続いていることから、昨年比四〇%増になると推測されている。このため保健省では昨年の予算三億四千三百万レアルから今年は一六・六一%増の四億レアルに予算を上方修正した。さらに同省では臓器提供には家族の同意が法令で義務付けられているため、臓器提供キャンペーンをテレビ、ラジオ以外に市内野外広告、パンフレット配布、ポスターなどでキャンペーンを展開することを取り決め実施に入った。