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大統領、GDP上昇を絶賛=今年は最低でも4,5%=緊縮財政と金利政策の賜物

8月14日(土)

  【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十三日】ルーラ大統領はブラジリア市で十二日、今年のGDP(国内総生産)予想成長率が初期の予想に反して上方修正されたことを受け、これは金利政策にふん走した経済スタッフの努力の賜物によると絶讃した。これにより経済復興も軌道に載ったと確信し、ラジオとテレビを通じ国民に経済政策の〃勝利宣言〃を行った。
 GDPの伸び率については、IBGE(地理統計院)が今月末に公式数字を発表することになっているため、大統領は数字についてはコメントしなかったが、最低でも四・五%との報告を受けており、当初予想の三・五%を上回ったことに言及した。さらに大統領は、この報告結果は国民の信頼を得るのに充分だとし、十月三日に行われる地方統一選挙では労働者党(PT)および連立政権を組む他の与党候補が有利に選挙戦を展開するだろうとのPRも忘れなかった。
 政府の経済スタッフは大統領に対して、今年上半期のGDP成長率は昨年同期比で当初予測していた三・五%を上回り、四・五から五%上昇するとの報告を行った。正確な数字はIBGEが今月末までに公表する。仮に四・五%の場合、二〇〇〇年の四・七%に次いで四年ぶりの高水準となるが、五%になれば九五年の八・九%以来、九年ぶりの氷河現象と揶揄している。
 これを受けて大統領は、経済復興の兆しは一時的な現象と受けとめていたが、ここにきて経済回復の基盤が確立したことを認識した。これは国家予算の削減と金利政策が功を奏したものだと強調した。
 いっぽうで、この好調を維持するために経済新政策や投資案件を推し進めることが肝要だとの態度を表明した。