8月18日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】ギリシャのアテネで開かれているオリンピックで十六日、ブラジルが初めてのメダルを獲得した。柔道の軽量級(七十三キロ未満)で初出場したレアンドロ・ギリェイロ選手(二一)が三位決定戦で一本勝ちし、ブラジル選手団では初のメダルとなる銅メダルを獲得した。
同選手は柔道歴八年での快挙、これでブラジルの柔道は一九七二年のミュンヘンで、チアキ・イシイ選手がオリンピックで初の銅メダルを獲得したのを皮切りに、十一個目のメダルとなった。これによって日本に次ぐ柔道王国の座を築いた。
いっぽうでメダルを期待されたブラジル・テニス界の星グスターボ・クエルテン(グガ)選手は緒戦で敗退する番狂わせとなった。
これまでのメダル獲得順位は一位中国(金十、銀四、銅一)、二位オーストラリア(金六、銀二、銅一)、三位日本(金五、銀一、銅一)、ブラジルは三十一位となっている。