8月18日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】ピアウイ州バターリャ上空で閃光を伴って轟音とともに爆破した未確認飛行物体(UFO)は、現地の人々を驚かせ、天使の出現や再臨など話題を提供したらしい。UFOは光る三つの物体となって、天使が両腕を広げた姿に見えた。人々は黙示録の終末劇が始まったと思って、口々に「主の祈り」を口ずさんだという。
ゴンサラさんの息子の結婚披露宴が行われていた会場では、招かれた母親たちが自分の息子や娘を集めて最後の時に備えた。同地方ではこれまでにも、上空に光る物体が現れるミステリー現象は度々あった。
一方、テレジーナ市から五十三キロメートル離れたウニオン郡のババスーやし林の中に、宇宙人や宇宙船が離着陸する宇宙基地がある。宇宙基地にはアウニラン協会という名前があり、十九人の会員が登録されている。会員は医師や大学教授などの有識家が名を連ねている。
マリア・ソコーロ・C・ボルジェスさん(67)が宇宙基地の管理人となっている。同管理人の話では、宇宙基地は宇宙人が惑星で設計した図面に従って建てたという。宇宙基地には宇宙エネルギーを集める大団円が描かれ、中心は地球に根差した八芒星がある。
宇宙人の設計では、宇宙エネルギーを自動的に蓄電する構造なのだそうだ。星の尖端には丸いプールのような水盤があって、灯台の役目をする。宇宙船の離着陸時間は午後五時から午後八時半、離着陸日は連絡されていない。
宇宙船がリオに向けて出発を準備しているとき、宇宙人が降りて来たのを管理人は見たという。身長は二・三メートル、肌はリンゴのように光沢のある赤色、瞳はガラス玉のように透明だった。会話はなかったが、別の惑星の宇宙人とテレパシーで連絡を取っていた。
管理人のマリアさんは、もう二十年、宇宙人に便宜を図って必要な資材の用達を行っている。宇宙人は宇宙基地を多数建設するため、ブラジルを選定したらしい。宇宙人は地球人より優れた文明を有し、地球人が銀河系宇宙を大切にするよう宇宙人の技術を提供したいと言っているらしい。