8月18日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】金持ちクラブと呼ばれ、先進国が世界的見地から国際経済全般を協議する経済開発協力機構(OECD)に、ブラジル政府も正式メンバーとして加入するように招待された。しかし、政府は中国やインド、南アフリカなどといっしょに参加するとして、加入を保留した。
OECD加入により、これら三カ国との政治的溝を作りたくないとするブラジルの思惑がある。OECDの中心的なメンバーは、三十カ国とされている。
ルーラ政権の積極外交や世界貿易機関(WTO)での立ち回りで、ブラジルがクローズアップされているが、OECD加入には食指が動かないようだ。