8月21日(土)
富重かずま『蜂鳥』主宰夫妻を囲んで、「千鳥」句会は、去る七日、オニブスを仕立て、アチバイアの古久保養鯉場へ桜を訪ねて吟行した。「聖母」「野牡丹」「蜂鳥」句会からも参加があり、一行は三十三人だった。
雪割桜は、昨年と違って、今年は順調な寒さに恵まれ、八月上旬が見ごろ。どの木も満開だった。
錦鯉養殖場としては、冬になると、白い鷺(さぎ、ザルサ)による被害があるとか。また四、五年前までは川獺(かわうそ、ロントラ)が、十一月頃の子育ての時期になると出没、いたずらに(鯉を)捕る被害もあった。現在は人家が増えたことで来ないという。
広い敷地内には、番犬が何頭も飼われ、愛玩用の小犬(チワワ)は走りまわってかわいい。美しい孔雀が羽を広げて一行を喜ばせた。満開の花に、和やかに吟行句会が開かれた。(串間いつえさん通信)