8月21日(土)
佐賀県から十九日、「国際青年交流団」が来伯した。古川朋子さん(34)、永田浩史さん(25)、石井寿子さん(27)、平岩佳名子さん(20)、原口明子さん(26)の五人。
同事業は、ブラジルから日本への一方通行の派遣を見直して、二年前から日本からブラジルへの派遣も行なっている。日本からの派遣は今回が二度目となる。
佐賀県で研修したことのある技術研修生らとの意見交換や、佐賀県人会会員の家庭でのホームステイなどのプログラムをこなす。
平成四年に訪日した交流団員を自宅にホームステイさせた古川さんは「日本人が忘れかけたものを日系人が持っていると感じた。開拓精神やその努力を学びたい」と話す。原口さんは「他の国へ行くより、日本に対して特別な思いを持つ人々と心の通う国際交流が出来るのでは」と期待している。
井上清同県人会会長は「ブラジルのことをできるだけ質問して、肌に感じるくらいの交流をしてほしい」と話した。
交流団は二十三日までブラジルに滞在した後ペルーへ発つ。