8月25日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】アエシオ・ネベス・ミナス・ジェライス州知事(PSDB)は二十三日、滞在中のサンパウロ市で記者会見し、連邦政府が地方自治体への交付金を延滞していることで州や市が緊縮財政を強いられていると発言した。
さらに政府は地方自治体の財政を監督する財政責任法をたてに足かせをかけすぎているとし、法の改正を求める発言を行った。同法は、同知事が所属するPSDBが前政権を担っていた時に施行された法令だが、もっと柔軟な適用が必要だと強調した。さらにこの法令を適用するからには、税収の還付や投資案件の交付などを速やかに行うべきと批判した。この発言に対し、リゴット・リオ・グランデ・ド・スル州知事(PMDB)、ブラガ・アマゾナス州知事(PPS)も賛同の意を表した。
いっぽう与党のPT議員らはこれに猛反発し、同知事は施政の失敗を連邦政府に転嫁しているだけだとして、「恥を知るべきだ」と発言する向きも出た。