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サンパウロ州連警本部長が辞職=捜査情報漏洩など疑惑抱えたまま
8月26日(木)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】バルタザールサンパウロ州連警本部長が二十四日、「一身上の都合」を理由に辞職した。後任は未定。
公式のものではないが、同本部長が辞職に至った理由として次の三つの理由が推測されている。(1)資金洗浄、不正送金の疑いで十七日にサンパウロ州で実施された「丘の灯台」作戦により逮捕された為替業者トニーニョ・ダ・バルセローナから十三万四千六百ドルを二〇〇三年に購入したこと。(2)在任中の捜査活動における背任行為。(3)「丘の灯台」作戦の際、摘発の情報を事前に業者らに漏らした疑い。
同本部長の友人のブラーガ警部が捜査情報漏洩の容疑で二十一日に逮捕されており、それが辞職の決断につながったのではとの見方がある。サンパウロ州連警捜査官が逮捕された「アナコンダ」作戦など、ブラジリアの連警本部は同本部長に通知することなく、過去に何度もサンパウロ州で摘発をおこなっている。
同本部長は一九八九年に当時大統領候補だったルーラ大統領と知り合い、九四年の大統領選ではルーラ候補の警備部長として警備を指揮した。サンパウロ州連警本部長には、ルーラ大統領が〇三年一月、連警総監に電話で直々に推薦したことで就任した。