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花満開、和太鼓に歓声=カンポス桜祭=28、29日も開催

8月27日(金)

 非日系から沸き起こるアンコールの声――。カンポス・ド・ジョルドン恒例となった第三十六回カンポス桜祭が十五日から毎週末開催されている。二十一日には芸能ステージを盛り上げようとイビウーナ文協の和太鼓チーム「龍舞太鼓」も参加。約二十五人の子供たちが、ばちを両手に力強く演奏すると、それまでガラガラだったステージ二百席があっという間に満員となった。
 観客の半分近くは非日系で、日ごろ目にする機会は少ない和太鼓の響きに魅了されていた。カメラをビデオを手にしながら、自らもリズムを取る非日系の観衆たち。約三十分の演奏が終わり、一旦は挨拶をしたものの「アンコール、アンコール」の声が場内に。メンバーも「僕らは歴史が浅いから、持ち曲が少ない」と説明したにも関わらず、「同じ曲でいいからもう一度」と懇願する観衆に後押しされ、再度太鼓の音が響き渡った。四人の子供を連れ、ビデオを撮影しながら見入っていた五十歳代の非日系の女性は「どうしてこんな素晴らしい楽器が日系以外にも広まらないのかしら」と話す。
 五百本の雪割桜が満開で見ごろを迎えた桜祭りは二十八、二十九日も開催される。二十九日は送迎バスもあり、午前七時にリベルダーデ区の援協診療所前から出発する。入場無料。問い合わせは11・3385・6605へ。