8月28日(土)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十七日】ブラジル地理統計院(IBGE)のデータによると、六大都市圏の七月の失業率が一一・二%を記録、前月から〇・五、前年同月から一・六ポイント、一三・一%だった四月から三カ月連続で低下した。
七月の失業率はルーラ政権が発足した二〇〇三年一月と同じ率で、同月以降上昇を続けて一三%を超えた失業率は、普通低下する年末の時期を除くと、沈静化された形を示した。経済活動人口は七月に前年同月比で二・一%増加したが、就職人口は四・三%増加した。
昨年は十一月に失業率が低下し始めたことから、今年四月以降の失業率の低下は、経済回復を反映しているとIBGEの調査責任者はみている。就業者の平均所得は七月に前月比で二%の増加に転じ、〇三年三月以降、減少の一途をたどってきた所得の減少に歯止めがかかったことも明らかにされている。