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金4、銀3、銅3の好成績=男子マラソンで”悲劇の英雄”誕生

8月31日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】最終日を迎えたアテネ・オリンピックで二十九日、ブラジルは男子バレーで金メダル、最終競技の男子マラソンで銅メダルを獲得し有終の美を飾った。今大会は金四個、銀三個、銅三個となり、一九二〇年以降の大会を通じ最高の成績を収めた。メダル数では十八位となった。
 男子マラソンでは、ブラジルのバンデルレイ・コルデイロ・デ・リマ選手がゴール手前六キロまで二位に二十五秒差をつけて先頭に立っていたが、突然観衆のアイルランド人が路上に飛び出し、同選手に抱きついて押し倒すというハプニングが起きた。同選手はふりほどいて再び走り出したが二人の選手に追い抜かれ三位でゴールインした。
 ブラジル・オリンピック組織委員会が抗議したが結果は変わらなかった。表彰式が行われた時に、観衆はもとより世界中のマスコミがリマ選手を英雄扱いした。同選手は「オリンピック精神に乗っとり完走できて良かった」と語り、万雷の拍手を浴びた。金はイタリア、銀はアメリカだったが、各国記者団のインタビューがブラジル選手に集中したことで上位両選手は機嫌を悪くする一幕も。オリンピック組織委は、同選手にクーベルタン章を授与することを決定した。この章はフェアプレイの最高峰を誉えるもので、全大会を通じて一九八八年に一度授与されたのみである。
 これに先立ち行われた男子バレーでは、ブラジルは決勝でイタリアをストレートで下し、念願の頂点に立った。
 閉会式では盛大な花火が会場を彩り、二〇〇八年の北京大会での再会を約しててアテネ・オリンピックは幕を閉じた。

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