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ファベーラで火事=250世帯が焼け出される

9月1日(水)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三十一日】サンパウロ市南部のファベーラ・ケンテで三十日午後二時,昼火事が発生、二百五十世帯が焼け出された。家財道具を運び出す際に軽症の火傷を負った住民はいたが、重傷者はなかった。
 火の回りが早く消防が到着した午後三時半ごろには火災は手の施しようがなかった。このため、ほとんどが家財道具を運び出せず、着のみ着のままで避難した。火は午後五時にようやく鎮火した。
 出火原因は不明で、現在警察と消防が調査中。住民の一人は「豚二匹を飼っていたが、愛犬ともども焼け死んだ」と嘆いている。当局は職員を派遣し、避難所への割り振りを行っている。住民らは隣接する空地のサッカー場に掘立小屋を建てて仮住まいとすると準備を進めている。