9月1日(水)
第2四半期の国内総生産(GDP)発表に先立ってルーラ大統領は三十日、カタピラー社五十周年記念の祝典で、ブラジル経済は上昇気流にあり、世界六位のGDPを達成するであろうと語った。補助金制度で過保護になった先進国農業は衰退し、ブラジルの出番が来る。ロシアが入ってG8になる前、ブラジルは八番目のGDPを保持していた。ブラジルはサッカーとカーニバルだけでなく、最先端技術と熟練技術者も有すると訴えた。
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ミナス州北部から精神異常者アネストール・B・リーマが上聖のためタクシーを乗り継ぎ、運転手を次々射殺したとミナスの警察からサンパウロ市の警察に連絡が入った。加害者は国税局の吏員や電話局の技師を名乗って運転手を信用させ、サンパウロ市までの乗車を依頼する。乗り捨てる前に頭部に一発見舞う残酷な手口で、サンベルナルド・ド・カンポ市に到着した。犠牲者はすでに五人に上る。
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軍警が二十九日、頭部を撃ってマッケンジー大生(19)を射殺した容疑で、現行犯逮捕された。同大学生は週末を過ごしたサントスからサンパウロ市に戻る途中、イミグランテス道のトンネルで車線変更した際に軍警が乗っていた乗用車のサイドミラーをぶつけた。トンネルを出た後、軍警は同大学生の車を無理やり停めて射殺。軍警は私服で女性二人を同乗させていたという。
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大サンパウロ市圏オザスコ市で三十日午後、ヘリコプターが離陸直後にプラスチック包装会社の柵の上に墜落した。操縦士ら四人は無事だった。事故原因は操縦ミス。
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サンパウロ市地下鉄職員組合が三十一日午後六時半にスト入りを決定すれば、地下鉄が九月一日にスト入りする可能性がある。三十日に地下鉄側が組合と協定を結んだにもかかわらず、組合は保育所の再開と危険手当を求めている。