9月1日(水)
【コレクション誌】ベッチは待ちに待った結婚式の日が、あの日に当たり困ってしまった。
ベ「お母さん。ハネムーンがちょうどアレなのヨ。どうしたらいいかしら。トニオは童貞で、まだコレを知らないの。だから楽しみにしてるのヨ」
母「何だい。そんなに取り乱しておかしいヨ」
ベ「お母さん。トニオに結婚式を日延べするように頼んでちょうだいヨ」
母「はいヨ。ジーチリチリ。ジーチリチリ。トニオ。のっぴきならない理由で結婚式の日は、女にとってマズイ日なんだヨ。日延べしてちょうだい」
ト「お母さん。もう日延べなんかできませんヨ。教会も神父も、披露宴も式場も予約してしまったんです。今になっては」
母「あのネ。ベッチがネ。ちょうど新婚旅行の日が、あの日なんだよ」
ト「ああ、そんなことか。関係ないですヨ。彼女に安心するように言って下さい。ぼくが彼女に慕いこがれていたのは、プラトニック・ラブからですと」
母「プラトニック・ラブ? 何? それ?」
ト「ガチャン」
母「ベッチ。どうしても期日に式を挙げるってヨ。アレは心配ないって。おまえに寄せている思いはプラトニック・ラブだから、関係ないって」
ベ「プラトニック・ラブって、何? お母さん」
母「私も知らないよ。とにかく、ちゃんとお尻を洗って、ワセリンを忘れずに持って行きなさい」