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セーラ候補がトップ=サンパウロ市長選調査=マルタ候補は上昇気運

9月2日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】調査会社IBOPEは三十一日、来月に予定されているサンパウロ市長選挙の世論調査(第三回目)の結果を発表した。それによると、各候補の支持率は、セーラ候補(PSDB)三四%、現職のマルタ候補(PT)三〇%、マルフ候補(PP)一四%、エルンジナ候補(PSB)五%となった。白票が六%、未定が九%、調査結果の誤差は上下三・五%とのこと。調査は二十八日から三十日の間、八百五人を対象に実施された。
 これによりセーラ候補は一回目(六月二十八日)三〇%、二回目(七月二十七日)二四%から再度浮上した。マルタ候補はそれぞれ一六%、二三%から次第に上昇気運にある。いっぽうでマルフ候補が二一%、一八%と苦戦しながら今回失速したことで、事実上セーラ、マルタ両候補の決戦投票になると見られている。IBOPEでは他候補の〃あきらめ票〃が両候補に集中したため、とくにセーラ候補の支持が増えたと分析している。
 現在、決戦投票が行われた場合、セーラ候補五六%、マルタ候補三五%でセーラ候補に軍配が上る。しかし選挙は水もので、決戦投票が公示されてから流れが変わることもあるという。