候補者の3割が中学出ず=最も多い職業は農家=靴磨き、サーカス団員も立候補
9月3日(金)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二日】来月の市長および市議の地方統一選挙に三十七万七千人余の立候補者がいるが、そのうちのおよそ三〇%初等教育を全うしていない無学歴候補者だ。職業別では農業従事者が一二・八%とトップで公務員、教師と続いている。党別ではこれまで野党に甘んじてきた与党PTが、時流に乗って一気に候補者数を増やした。女性候補は二一%強と前回よりも増えたものの、女性の社会進出に比べるとまだ少ないとの見方が大勢を占めている。
選挙高等裁判所が自己申告に基づいて統計を取ったところによると、全国の市長五千五百六十二人、市議五万一千七百九十二人に対し三十七万七千十八人が立候補している。市長選では約半数の二千七百六十七人が再選を目指している。
候補者の学歴を見ると、かろうじて〃読み書きが出来る〃が四・九%、初等教育を全うしていないが二四・二%で、いわゆる無学者がおよそ三〇%を占めている。さらに中卒が一三・九%、高校中退が七・二%、高卒が二七・四%と続き、最高学府の大学中退が五・四%、大学卒がわずか一五・八%となっている。これについて社会学の専門家は、「ブラジルの選挙は党の方針でいかに票を集めるか、いわゆる人気投票の枠を出ない。政権いわんや学歴は二の次だ」と指摘する。「その良い例がルーラ大統領」と極言する。
職業別では農業従事者が一二・八%、続いて市公務員六・六%、教師五・六%、州公務員二・五%と公人が目立ち、これに並んで主婦が二・五%となっている。競合が少ない分野では、気象士一人。外交官二人、占星家三人。帽子屋と飛行機乗員それぞれ五人、靴磨きとモデル七人ずつ、救助隊員八人、サーカス団員十三人。ルーラ大統領の前身である配管工からは〃先輩〃にあやかって二百三十七人が立候補した。
女性は二一・三%の八万四百二人となったが、前回二〇〇〇年の選挙が一八・七%だったことから、女性パワーの目ざましい台頭から比べると意外と少ないとの見方が大勢を占めた。
地域別ではトカンチンス州が、候補者の全人口に占める割合が百五十人に一人と全国トップ。リオ州が四百五十九人に一人で、候補者が人口の割に最も少ない。サンパウロ州は四百十四人に一人となった。