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60年の節目迎え=文協で研修・展示会=華道香月流

9月3日(金)

 華道香月流(藤原博子家元)は十一、十二日の両日、香月流華道研修会をリベルダーデ区のブラジル日本文化協会貴賓室で実施する。午前十時から午後六時まで、家元や、師範、研修生による四十五杯の生け花の展示する。研修会のオープニングは十日午後七時三十分から、同会場である。
 案内に来社した二代目家元の藤原さんは、「今年は初代家元が生け花普及活動を始めて六十年の節目。ブラジルで創流された唯一の生け花の流派です。先代は生け花を家庭に見立て、生けた。生けた人の心が形となって現れますので鑑賞に来てください」
 また、同行の池田美保子師範は「華道を通して和の精神を学びました。お陰でものを見る目が肥えたように思います。我々の和の生け花をたんのうできますので見に来てください」と語る。
 山地光子師範は「家庭がしっかりしておれば、生け花もしっかり生けられています。生けた人の心の模様が表れます。これは楽しい精神修養ですので、興味のある人は一緒にやりませんか」と参加を呼びかけた。
 香月流本部はリベルダーデ通り486番、6階606室。支部はリオデジャネイロ、タウバテ、サン・ジョゼ・ドス・カンポスとスザノの各市にあり、会員は百人を超えるという。問い合わせは、電話11・3851・4797(本部)へ。