9月9日(木)
[ポルトアレグレ]先没者追悼法要合同慰霊祭が、去る八月七日、当地の南日伯援護協会会議室で行われた。リオ・グランデ・ド・スル州、サンタカタリーナ州で、この一年亡くなった人たちは十二人。早朝から大勢の家族、関係者がかけつけ、ともに故人の冥福を祈った。
「これら先没者の遺志を継いで、力一杯生き抜いていく覚悟と、不撓不屈の精神でコロニアの発展に寄与することを霊前に誓います」という麻生陽会長の追悼の言葉につづき、来賓の木村領事があいさつを述べた。
今年で二度目となった仏教、カトリック、プロテスタントによる合同法要は、サンパウロ仏教会から五宗派(西本願寺、東本願寺、浄土宗、日蓮宗、真言宗)の僧侶を迎えた。僧侶六人による読経、出席者の焼香と続き、西本願寺の中尾信博師が法話。「生きていくのが大変な時代、精一杯生きることこそが先人に対する供養」と述べた。
カトリック式は、森口幸雄氏による進行。森口由美さんのオルガン演奏のもと、リーノ・スタール神父により、ミサが行われた。
最後に、サンパウロ日系ルーテル南米キリスト教会の大野健牧師によるミサ。大沢秀子さんの聖書拝読、森口さんのオルガン演奏とともにすすめられた。
三時間におよんだ法要のあと、ポルトアレグレ婦人会が中心となってつくった、心づくしのうどん、デザートほか、まんじゅう、寿司を囲んで和やかな昼食会へと続いた。(南日伯援護協会・援協ニュースから)