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15秒毎に暴行受ける女性=警察、家庭内暴力は取り合わず=サンパウロ市

9月10日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】サンパウロ市内で十五秒毎に女性が暴行の被害に遭っているというショッキングな統計が発表された。全国弁護士協会の女性課が今年一月から五月までの被害届や警察の調書をもとにとりまとめたもので、それによるとサンパウロ市内では二万二千件に上り、冒頭の報告となったもの。サンパウロ州全体では十二万三千件だった。
 ただし同課によると、内訳は主に女性被害者を取り扱う警察のデータによるもので、一般警察署の被害届けは含まれておらず、このため実数はさらに多いと見られている。これに対し逮捕者はわずか八百八十九人だった。同課では被害届けの大半が家庭内暴力(ドメスティック・バイオレンス)のため、警察では夫婦喧嘩あるいは痴情のもつれとして取り合わない(あるいは調書を取るのみで)のが暴力を助長する原因で、先進国並みの厳罰に処すべきだと同課は主張している。
 サンパウロ市内で最も発生件数の多いのは南部サント・アマーロ地区でこの期間四千九百三件だった。性的暴行を受けたのは四十件で、被害届はほとんど中心部でなされている。これは住まいとしている郊外で被害に遭ったが、隣近所に知られたくないために中心部の警察に訴えるケースが多いという。
 サンパウロ州では、内容別に見ると、外傷を伴う暴力三万五百七十一件、脅迫三万二百三件、中傷や侮辱および口論一万八十二件の被害届けが出されている。このほか犯罪として登録されたのが婦女暴行三百八十四件、この未遂が百件、女性の殺人七件および未遂が五十件だった。
 都市別では、トップが聖の二万一千八百八十八件、続いてアメリカーナ三千六百十九件、リベイロン・プレット二千二百六十八件、フランカ二千二百七件、モジ・ダス・クルーゼス二千百三十九件、リンス二千百二十六件、マリリア一千九百七十三件、サン・ジョゼ・ド・リオプレット一千八百五十三件、リメイラ一千七百七十八件、アラサトゥバ一千七百七十五件だった。

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