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制度を活用して=海外技術者研修協会=佐藤理事が講演

9月11日(土)

 主に開発途上国からの技術者を受け入れて、日本語や、日本の産業構造、先端産業技術などを学んでもらう研修事業を実施している財団法人・海外技術者研修協会(AOTS、本部・東京都足立区)の佐藤正文常任理事が、十日午後、サンパウロ市内のホテルで開かれたブラジル・日本商工会議所(田中信会頭)の懇親昼食会で講演した。
 同協会は一九五九年の設立、以来二十六万人が協会を通して研修している。そのうち、中南米からは二万二千人で、ブラジル人も三千五百人を数える。
 佐藤理事は「ここ数年の受け入れは毎年五千人で推移していますが、ブラジルからは年々減って来ている」と語り、日伯経済関係に再燃の兆しがあることを受け、研修制度を活用してもらいたいと、出席した約九十人の企業関係者に対し呼びかけた。