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“ガス・バイク”がお目見え=1レアルで197キロ走行

9月15日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】天然ガスで走る自動車に続き、天然ガスで走るバイクがお目見えした。正式にはまだ法整備の段階だが、バイク整備所はガス切り替え整備でフル稼働している。
 ガス切り替え業界の草分けは、OSASGAS社。同社では千人の切り替え希望者が列を成している。国立品質規格院(INMETRO)の正式な認可を待っているが、一立法メートルのガス、価格にして一レアルで百九十七キロメートルの走行が可能という結果が出た。
 ガソリンでは一リットルを二レアルとして、三十五キロメートル。モトボーイ一日の走行距離で五リットルを消費、燃料費は十レアルだった。ガスに切り替えたあるモトボーイは、一日三・五レアルで間に合うと話す。ガスに変えるとパワーが少し落ちるので、二人乗りは危険。切り替え費用は一千四百二十レアル。半年で費用を回収できる。
 州交通局(DENATRAN)は、車検の切り替えを受け付けている。ただ公認の整備所以外も、切り替えを行うことが予想されるので危険もつきまとう。
 ガスボンベを一個だけ片方に装てんしたり、荷台の上に装てんしたのがある。どちらもバイクの安定度が悪い。バイク製造元のホンダは、切り替えを控えるよう忠告している。バイクの品質保証もできないという。