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ACMに離党要請=大統領との夕食会をお膳立て

9月16日(木)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十四日】ルーラ大統領、ジルセウ官房長官、レベーロ政調会長と自由戦線党(PFL)の六人の上院議員が十四日に夕食を共にした翌日、夕食会をお膳立てしたアントニオ・カルロス・マガリャンエス(ACM)上議の離党要請が出されるなど同党は大きく混乱した。
 同上議の離党を要請したのは、ロレンゾーニ上議(RS)で、ACM上議は党の利益を尊重せず、党規約を破ったというのが要請の理由。同党の野党としての立場を優先するボーンハウゼン党首は、同上議の懲罰についてはあいまいな態度に終始したが、市長・市議選後、六人の上議の出身州であるバイア、マラニョン、トカンチンス各州の党本部に介入する考えだ。
 ACM上議は今回の件につき、八日以内に釈明を行わなければならない。同上議は十五日、落ち着きながらも皮肉をこめた口ぶりで「(離党要請が)たちの悪い冗談だろ」と離党の意志を否定した。