9月17日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】サンパウロ市でメトロが開通して三十年、十四日がその三十歳の誕生日だった。一九七四年のその日、招待客を乗せた処女運転列車がジャバクワラ駅からヴィラ・マリアーナ駅までの七キロを走行した。十六日から営業運転を開始、当初は月曜日から金曜日の午前九時から午後一時までの限定運行だった。そして七五年二月にリベルダーデ駅まで延長され、同年九月に当時の終点サンタナ駅までの全長十六・七キロが完成した(九八年に終点がトゥクルビ駅となった)。
その後七九年三月にセー駅からブラス駅へ、八二年にはレプブリカ駅が誕生した。さらに八七年三月にはバラ・フンダ駅―コリンチアンス・イタケラ駅間が開通、そして九一年一月にパウリスタ大通りの下を通り、クリニカ駅までのパウリスタ線が営業運転を始めた。
現在、ダブル工事が進行中で、一つはアナ・ローザ駅からイミグランテス駅までの路線で、二〇〇六年に完成の見込み。もう一つはルース駅からブタンタン駅に至るもので、〇八年の運行を目途にしている。
メトロの乗降客は現在、一日に二百五十万人だが、一〇年には四百万人が利用すると見込まれている。これにより、渋滞で身動きが取れなくなってきているサンパウロ市内の道路交通量が緩和されることが期待されている。