ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
エコノミーア
9月22日(水)
パリの宝石店カルチエからブラジル産のダイアモンド「南の星」が売りに出された。大きさは百二十八カラットで、世界で六番目。原石は百五十年前、ミナス州のガリンポで働く女奴隷によって発見された。発見当時、原石は二百六十一カラットあった。女奴隷は発見の報酬として自由の身となり、一生の食費を得たという。ダイヤは人手から人手に渡り、しばらく行方不明だった。
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サンパウロ州工業連盟(FIESP)は二十七日、企業家代表と労組代表二十八人を招き、パウロ・スカッフ新会長の就任式を行う。新旧役員会で同連盟の保有資産が公表より四千万レアル不足と、灰色会計が問題になっている。CIESPに八月、六十日期限で融通した八百万レアルを巡って両派に確執が起きた。同連盟で役員改選が新旧派に別れて伯仲したのは初めて。
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「サムライの涙」と題してAP通信特派員が感激の様子を寄稿した。日本人移民の歓迎を受けて、G7のサムライは泣いた。小泉首相にとって日本人移民とは何か。日本人移民は第二次大戦の最中、生命の保障もなく敵地に放置された人たちだ。戦後は日本国民の飢えをいやすだけの食糧がないため、口減らしにブラジルへ移民を送った。誰が何といおうと、首相にとってはその移民との出会いだ。
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工業部門の雇用はこれまで順調に伸びたが、七月からカーブが緩くなった。所得は横ばいに入った。経済回復の勢いは一段落して、緩やかな成長へ入る模様。一方で金属や化学、石油部門の労働者はベア獲得のためスト準備に入った。ABC地区の十九金属労組は二十日、部分スト突入宣言をした。一日に二時間づつ罷業するのだそうだ。