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宇宙人が現れる町=第1回UFO会議を開催=ミナス州

9月29日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】ミナス州ヴァルジニア市のテイシェイラ市長の音頭で、UFO会議の招致が成功した。また同市水道局の水槽は高さ二十メートルの揚水タンクの上に宇宙船が着地したように設計され、中央バス停前に建設され、十九日に竣工した。同日には第一回UFO会議が開催される。同市は、UFOに関する情報を広く募っている。
 地元では戸惑いと金儲けになるという賛否両論がある。同市にはUFOに関するミステリーに満ちた話題が少なくない。市は遭遇体験者の証言に基づいて、事件のあった数々の場所に宇宙人の人形を置いて、当時の様子を再現している。
 リリアーネ(25)さんは友人と三人で同市アンデレ区の鉄道跡を散歩していたとき、人間とも動物ともつかない生物に出会った。驚いて一目散に自宅へ逃げ帰ったという。農場に住むオラリナさんとエウリコさん夫妻はリリアーネさんと同日、牧場の上空を旋回する不思議な物体を見た。
 同市消防署の消防士は、未知の生物に抱かれ、奇妙な感じがしたと説明した。捕らえたところ死んだので、トラックの荷台に乗せた。教会の神父に妙な生物の出会いを告白して叱られ、勤め先を退職した少女もいる。同市観光課は妙な生物と出会った経験を持つ人に採用を呼びかけるが、全員断るらしい。忘れたいし、思い出したくもないのだそうだ。
 UFOに造旨の深いウビラジャラ・ロドリゲスさんは九六年一月二十日、サントメ・ダス・レトラスの友人宅の庭先で未知の生物二体を偶然捕らえた。外国のテレビやUFO研究家から多数の取材があった。しかし、第一回UFO会議への招待は断った。会議の趣旨が興味半分で、真面目な人は極少数だからだ。
 それでも多くの学識者が、会議に集まる。大学教授や弁護士らは、一般市民がどう思うか関係ないという。地球外生命の存在は確認済みであり、超能力者だけしか交信できないのが難点となっている。
 地球には人類の生命存続にかかわる重要な問題が多数、未解決のまま放置されている。地球外生命がテレパシーで情報提供と警告を行うが、地球人は科学的に実証されない知識は受け入れずに嘲笑する。
 宇宙人は、高度の文明を持っているらしい。地球人は地球の生活環境を破壊できるに十分な数量の核兵器を保有したが、そうした問題の解決策はまだない。もしも地球で核兵器が使われるなら、地球外の太陽系惑星にも影響することを宇宙人が心配している。しかし、地球人は自分のことにしか興味がないらしい。