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経済成長率は5%=ボトランチン相談役が強気予測

9月29日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】ボトランチン・グループのアントニオ・E・モラエス相談役は一日、〇四年の予想経済成長率を従来の三・五%から五%へ上方修正した。しかし、ブラジルは経済成長を持続させるために水力発電プロジェクトを直ちに始動させ、電力需要に応える必要があると警告した。
 経済回復は力強い感触があり、同社は三年ごとに、十億ドルの設備投資を行う計画だ。景気の持続期間は環境省の水力発電所の建設許可次第にかかっている。ブラジルの産業発展に沿った環境省のあり方が問われる。現在のような悠長な環境省なら、〇七年に電力危機をもたらすのは必至。
 また基本金利の引き上げを示唆する中央銀行は時代に逆行。金融機関は産業の補足機関であり、中銀の考え方は本末転倒だと非難した。産業には融通性をもたせるべきで、銀行が工業の三倍もボロ儲けをして、産業が青息吐息というのは経済学の邪道だと述べた。

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