ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

ここだけの小話

9月29日(水)

 【カセッタ&プラネッタ誌】三匹の雄牛が、牧場の雌牛を支配していた。
牡一「オイ。うわさだけど、もう一匹新しい雄牛が入ってくるらしいゼ」
牡二「雌牛は全部相手が決まっているのに、誰と交尾するつもりだろう」
牡三「他の牛が交尾しているのを、指をくわえて見ているつもりだろう」
牡一「縄張りをハッキリ決めておこう。オレはもうここに十年いるのだ。百匹はオレの雌牛だ。オマエらには気の毒だが、オレの牛に手を出すな」
牡二「オレは三年だから、五十匹でがまんするヨ」
牡三「オレは一年だから十匹でいいが、オレの牛に手を出さないでくれ」
 そして見るからに勇壮で、牧場では前代未聞の大きな雄牛が到着した。
牡一「よく考えてみれば、オレは百匹も要らないのだ。一匹を、お近づきのしるしに差し上げます」
牡二「オレも五十匹なんて、贅沢だったヨ。新入りさん。欲しいだけ雌牛を取って結構ですヨ」
牡三「それじゃ、オレはどうなるんだ。オメえら偉そうに構え、イザとなればなんだ。そのザマは」
牡一「バカ。問題を起こすナ。オマエも一匹差し出せば済むことだヨ」
牡二「たかが一匹の雌牛で、何をさわいでいる」
牡三「新入りさん。ワタシの雌牛を全部差し上げます。だからワタシも雄牛のハシクレであることを、忘れないで下さい」

こちらの記事もどうぞ

Back to top button