10月1日(金)
盗難されたアポロ車が戻ってきたことで喜んでいたジョゼ・N・テレスさん(30)は、両側のドアの中に、ダイナマイト九十六本が装填されていたことを知って驚いた。アポロ車は八月二十三日、三人組に襲われて自宅から強奪され、その後タボアン・ダ・セーラ警察署前に放置されていた。犯罪使用の有無を調査するため同市警察本部へ同車を持っていって戻る途中、ラジオの配線がショートして火花が飛び、それが起爆装置とダイナマイトの発見につながった。
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サルバドール市にあり、十八世紀に建設された由緒あるボンフィン教会の職員七人が二十九日、さい銭泥棒で逮捕された。七人は十年前から針金を使ってさい銭箱から献金を盗み、参拝者が多い金曜日には一人四百から五百レアルを荒稼ぎしていたという。企業家が献金した一万レアルを銀行ストのため箱に入れ、翌日に箱を開けたところ三千二百十レアル足りなかったことから盗みが発覚。現行犯逮捕者のみ勾留されるという選挙法により、七人は二十九日午後全員釈放された。
サンパウロ州サン・ジョセ・ド・リオ・プレット市の州立校「バディ・バシット下議」は教師、保護者が話し合った末トイレにカメラを設置することを決めた。設置を要望したのは子どもの安全を心配した保護者。生徒たちはトイレが麻薬密売に悪用されていると訴えていた。
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アルコール飲料を販売するバーやレストラン協会は二十九日、サンパウロ州保安局が公布し、地方選第一次投票が行われる三日の午前八時から午後五時まで公衆の集まる場所での酒類販売を禁じた禁酒法条例を違法として裁判所へ提訴した。同協会は会員に対する禁止令却下の仮処分を取得した。仮処分の入手日が第一次投票日に切迫し、官報公示が間に合わないため酒類の販売は黙認される。